4月26日、、報告が遅くなりましたが、
姫路のタンナーに行って来ました!
ITALIAでは何度も行っているタンナーだけど、
国内のタンナーさんには初めての訪問です。
一寸緊張します。
いつもの事ながら、この革の下地のセレクトと仕上げの指示で商品のす
べてが決まるんです!!
何がどうなって上げって来るか想像しながらの葛藤です。。。
先ずは工場見学です。。。
このタンナーさんはホント大きい、、ビックリするくらい大きい。。
今迄はITALIAで観て来たタンナーとは規模が違い過ぎます。
東京ドーム何個分って言っても良いくらいに大きかった。。
それと驚いた事も多々有り、、有意義な出張が出来たよ!
順番に説明します。
ここからビックリしたよ!
これは毛付きで輸入した原皮の毛の部分を溶かす為の槽です。。
普通は毛付きでの輸入したりはしないと思っていた、、、
ウエットブルーかクラストでの輸入だと思っていた。。。
この姫路のエリアでもここは本当に特殊みたい。。。。。
次はこの槽で毛を溶かした原皮を精練し鞣す前の準備するんです。。。
これって殆ど洗濯機です。。。。排水の水の量も半端ない!!
「ドバーーー!!ドバー!!」です。。。
一寸臭い!!
これでやっと皮から革になるんです。。
これでクロームって言う鉱物で鞣して行くんです。。
鞣すって、、、この中に皮とクローム溶剤を入れて「ガラガラ、ガラガ
ラ」廻すんです。。。
これが「鞣す」って事です。
ドラムが仕事してます!!「ガラガラ、、ガラ」
この後OILを入れたり、、革を目的に合わせていろんな溶剤が入
れられます。。
「ガラガラ、、ガラ」
このなんだか解らない青いモノは簡単に言うと染料、ようは色をつける
為の溶剤です。
これはITALIA製の染料です。。
ついでに
日本製の染料のカン。
やっぱりパッケージングから違うわ!
なんで日本製の液体って何でもかんでも、、「一斗缶」なんだろう??
今時これって、バラエティー番組か、スタント??くらいでしか観ない
代物でしょ!!
もう一寸こういうモノもデザインを一新して欲しいと思っちゃったのは
僕だけでしょうか?
でもって、、、もうこの革ちゃんの長い旅も終わりです。。
今でもこうやって最終の革に濃淡を手で色入れしてるんです。。。
まさに職人の感性で「しゅっしゅっしゅっ」ってバレンを動かしてま
す。。
なんか深いなぁ。。。
日本もこうやって手も使って作っている革です。。
アーー仕事と思えば辛いけど、、、こう言う沢山の過程を経て作られて
行く革に
感謝しないと、、、
ここからは生かすも殺すも僕次第か。。。。
結構大変な仕事観ちゃったな、、観なけりゃ良かったって思う事、、、
有りです。。。
coba
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